バイオマス燃料事業

日本では、「2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする」実現の為、様々な目標を掲げています。
その中でKKYEは『バイオマス発電に必要な燃料を、日本に安定供給する』を目的に、バイオマス燃料の原料となるソルガムを自社栽培し、ブラックペレットに加工したうえ、日本に長期安定供給する事を目標としたバイオマス燃料事業を進めていきます。

日本では、「2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする」実現の為、様々な目標を掲げています。
その中でKKYEは『バイオマス発電に必要な燃料を、日本に安定供給する』を目的に、バイオマス燃料の原料となるソルガムを自社栽培し、ブラックペレットに加工したうえ、日本に長期安定供給する事を目標としたバイオマス燃料事業を進めていきます。

今後、原料価格高騰による輸入ペレット価格高騰時においても、バイオマス燃料の原料である植物(ソルガム)の栽培から自社で行う為、安定した価格にて日本に供給できる持続可能な事業になります。

カーボンニュートラルとバイオマスについて

植物は燃焼時にCO2を排出しますが、成長過程では光合成により大気中のCO2を吸収しますので、排出と吸収によりCO2はプラスマイナス0になります。
このような炭素循環の考え方をカーボンニュートラルといいます。
バイオマス発電は、カーボンニュートラルである植物を燃料にしていますので、燃焼時にCO2増減の影響を与えない「カーボンニュートラル」といわれています。

カーボンニュートラルの流れ
カーボンニュートラルの説明

ブラックペレット(半炭化した木質ペレット)
Torrefaction(トレファクション)

ブラックペレットとは、木質ペレットを半炭化(Torrefaction・トレファクション)したものです。木質ペレットの半炭化とは、木質バイオマスを加熱し、炭化物(木炭)となる前に炭化を途中で停止し、燃焼に寄与しない水分をできるだけ除去した、炭素成分が多い木質ペレットの事です。

半炭化(トレファクション)により熱分解ガスとしてエネルギーは若干減少しますが、重量及び体積も減少する為、ブラックペレット(半炭化木質ペレット・トレファクションペレット)の重量及び体積当たりのエネルギー密度は、炭化の進行程度によりますが、熱処理物の質量減少が30%程の半炭化を例として考えると、重量当たりエネルギー密度は木質ペレットの約1.3倍、体積当たりのエネルギー密度は木質ペレットの約1.5倍にもなります。

ブラックペレット(半炭化木質ペレット・トレファクションペレット)は石炭と同じように疎水性が高く、木質ペレットより耐水性が向上しているので、水に浸しても性質が変わらず、石炭に準ずるハンドリング性をもつ為、新たな貯蔵設備の投資は不要です。
また、ブラックペレット(半炭化木質ペレット・トレファクションペレット)は、粉砕性が向上しており、石炭との混焼率も木質ペレットが3%未満であるのに対し、ブラックペレットは30%以上可能と、混焼率も大幅にUPしております。

このようにブラックペレット(半炭化木質ペレット・トレファクションペレット)は、木質ペレットに比べ、エネルギー密度・耐水性・粉砕性が高く、輸送や貯蔵の効率が良く、取扱いしやすい、優れたバイオマス燃料と考えられています。

重量当たりのエネルギー密度 LHV (kcal/kg)

木質ペレット(ホワイトペレット)3,272 ~ 3,846 kcal/kg
ブラックペレット(TBP)4,153 ~ 4,933 kcal/kg
石炭5,375 ~ 6,705 kcal/kg
ブラックペレットの特徴

JOGMEC引用

ペレット

ソルガム

ソルガムは、アフリカ北東部が原産の大型イネ科の作物で、高温や乾燥に強く、ゲノムサイズが小さいためゲノム育種的手法が適応しやすい作物です。
KKYEでは、品種改良し、試験栽培した「ソルガム」をベトナムの遊休地や遊休農地等を活用し、バイオマス燃料として栽培します。
ベトナムでのソルガム栽培では、生育が早く、最大で年3回収穫できる結果が出ています。

ソルガム

持続可能なバイオマス燃料の長期安定供給 (品質、数量、価格)のためのKKYEの取組み

KKYEでは、バイオマス燃料の原料となる植物(ソルガム)の栽培から、ブラックペレットの加工まで自社でおこない、日本に長期安定供給できるよう取り組んでいきます。

kkyeの取り組み

KKYEはソルガム栽培からブラックペレット加工まで、常に競争力のある技術を取り入れていきます。
ご意見、ご相談等ございましたら、お気軽にご連絡下さい。
バイオマス燃料(ブラックペレット・木質ペレット等)の安定供給についても承っております。

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